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<2010年7月>

 

私の 『とりあえずメモ』 ノート

学院長  私は、よくメモを取ります。全部の部屋にメモ用紙を置いています。電話での大切なこと、予定、ひらめいたフレーズ、何気なく聞いている歌の歌詞から美しい言葉、テレビからは、一口メモ 便利グッズ なんでも気になったものはメモします。みなさんメモはされると思います。よく言われることは、「忘れないようにメモするのだけど、そのメモをなくすことが多くて・・・」私もまさにその仲間です。
そこで、もう大分前からですが、『とりあえずメモ』というノートを作っています。これがとても便利ですので、ご紹介します。

 普通のキャンパスノート1ページを縦線で半分に分け、なんでもそのノートに書きます。仕事、プライベート、しなければいけないことの箇条書き、買い物も何でもです。( 毎日の食料品生活用品はメモ用紙に書き、出かけるときに持って行きますので、記入はしません。)
以前分類していましたがそれはまとめたり分類したりで、メモではなくなってしまいますので、様式もなくただひたすら、日付と内容 終わりに下線を引き本当にメモ用紙と同じです。なにかを探す時、日付があれば探せます。暇な時にゆっくり見て、大切なことはそれぞれのところに転記したり、パソコンに入れたりします。
終わったもので必要ないものは、斜線を引きます。メモ用紙はきっとその時点で捨てますが、ノートだと残っていますので不要と思ったことが必要になったりしますので役に立ちます。誰かの住所、電話番号等の変更、新規は住所録に記録する前にとりあえず、欄外上に書きます。

 後ろからは、生活で利用している、電気、ガス、水道、工務店 庭師 運送会社 病院、医院、銀行、保険会社 その他の、連絡電話番号担当者(住所)を書いています。これは携帯に入れているのでほとんど使いませんが1枚にまとめ、ノートを変えるときに貼ると手間がかかりません。
もう1ページは、電気、ガス、電話 その他、銀行引き落とし分の毎月の料金を入れる表を作成。通知が来たらそこに記入します。
万華鏡に書きたいと思うような内容はノートの後ろから、線を引かずにとりあえず事実や使いたいフレーズなど、自由に、断片的に書いていましたがそういうわけで、これは別ノートにしました。それでも、すぐ手元にあるこのノートに書くことが多いようです。

 また、別のノートに、1年を1ページにまとめて、その年の大きい事柄をまとめます。
これは、一家の (またはその人の) 記録ですから長く使うし大切なものになりますので、しっかりしたものがいいです。やはり、1ページに縦線が1本引いてあるもの (または引く) を利用。左には家族の記録、右には、健康 医療関係。 その下には、電気製品や大きい買い物、家のメンテナンス等。 特に大きい事柄は欄外見出し風に。子供の入学 卒業 結婚など。 我が家は葬儀・・13回忌も入りました。
1ページにまとめることで、より分かりやすくなります。そしてこれはそのうちの歴史の記録になります。最近思うには、見開き2ページにして親戚知人のお祝いお悔み等、お付き合いの記録、また写真を1、2枚貼るのもいいと思います。注意点はそのままだと厚くなるので、パソコンに取り込み普通紙にプリントして貼ることが大切です。

 仕事関係は、バックに入る程度の少し大きめの手帳です。毎年同じ物ですが、年末年始は両方見ることが多いので、区別するため色を変えています。これもほとんど手元に置き、どこに行くにも持ち歩きます。小型のバックに入るよう小さいものを別に使おうとしましたが、やはり使い慣れたものが一番でした。これはそのまま1年の記録になりますので、何年も前からのものを並べています。

 20年くらい前は10年日記にはまっていました。結婚祝いや、退職の記念に、これからの自分史の記録、という意味で、何人もの方にプレゼントしました。教師を務めあげた義兄が亡くなった後、姉から見せてもらいましたが、毎日隙間なく、事柄だけでなく、その時考えたこと、気持ちなど、言葉に残していました。果物や花を育てている姉は、毎年の手入れや収穫など、同じ日の何年も前のことが1ページで分かり便利だと使ってくれました。自分の家の山に何本も植えた「マイ桜」の下で集うお花見も記入していますので、毎年の桜満開の時期は分かると言っていました。

 私は残念ながら10年使いこなせませんでした。まめではないので、毎日の記録はできませんでした。厚くて重いこともあったようです。そこで、自分なりの記録の仕方を考えたのです。無精者で、忘れやすい私も、この『とりあえずメモ』は本当にぴったりです。
これは、薄い1冊であることが、そして走り書きでもいいことが長続きする秘訣だと思います。自分の記憶力を信じていないことからできたノートとも言えます。

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渡部捷子

渡部捷子へのメールは watanabe@kazami.com まで

 
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