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<2019年3月>

 

一隅を照らす

学院長  先日、毎月万華鏡を見て下さっている方から 「2月が出ていないけど、お元気ですか」 というメールをいただきました。申し訳ありません 1回休ませていただきました。

 1月25日、心臓 (心房細動) の手術をして、退院後、経過良好の中、2月の原稿は上がっていましたが、自分で読み返してみて、内容が 「今の自分ではない」 と思いました。
万華鏡はいつもその時その時、本当に思い、感じていることをストレートに表現できるように、自由に書いていましたので (自分の記録かもしれません) 原稿を読み返して、今の自分ではない、つまらない内容に感じましたので、1回休みにさせていただきました。
群馬本校で 「着物のつどい」 「研究会」 等のため 1週間ほど行ってきました。

 私はこれまであまり病気をしたことがなく、医療の常識も理解していない部分もありました。言葉では分かっているつもりでも、「かかりつけ医」 「主治医」 「紹介による総合病院の専門の担当医」 等の位置付けが思っていたのと、微妙に違うこともありました。

  今、広く全体を客観的に見て思うことは、自分は広い道路の片側を歩いて、反対側のことを知ろうとしなかったようだ、ということです。それは自分を否定することではなく、分かる人に教わればいいと今も思っています。

 「反省」 「感謝」 をすることは大切だけど、自分を否定することだけはしてはならない。

 以前京都へ仕事で行った時、翌日京都に居る友人に頼んで、比叡山延暦寺へ行った時のことを思い出しました。宗教に関してはあまり熱心ではないのですが、 「一隅を照らす」 の言葉が胸に響きました。あれからこの言葉は大切にしています。

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渡部捷子

渡部捷子へのメールは watanabe@kazami.com まで

 
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