かざみきもの学院
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<2005年4月>
 

素敵な肝っ玉母さん

学院長  「子供から『お母さんどうして勉強しなくちゃいけないの?』と言われて、何と答えていいか分らなくて困りました。」という話をされた方がいらっしゃいました。そこだけ聞いてくる方がおられますが、どう答えるかの前に、親は子供に、何をすればいいか親の役割を考えて、自分の中にはっきりした考えを持っていることが大切です。

 親の役割は、子供がひとり立ちできるようにしてあげることです。動物でも、食べ物のとり方、外敵からの身の守り方、暑さ寒さのしのぎ方等々・・ 動物によっては群れの中でのルールも教えます。  生き方を教えます。

 人はどんな人でも、いつかは必ず自分で判断し、行動しなくてはいけません。この時代、あふれるさまざまな情報を隠すことはできません。その時、正しく、そして素敵な生き方ができるような、自分の「ものさし」(判断基準)を持つことが大切です。

 子育ては学校の責任ではなく親の責任です。学校は自分の判断基準を培うための知識を学ぶところであり、団体生活から自分の思うとおりに何でもなるものではないことを知り、他人の立場に立って物事を考える訓練の場所でもあります。大学のような高度な専門分野を勉強する人は、学んだこと研究したことを、自分のためだけでなく、社会のために役立てることが求められます。

 子供ができてから育児書を読んでその端々の言葉通りにしようと思うことではなく、お母さんが一人の人として、いつも前向きにものごとを考えられる、少々のことではぶれない、素敵な肝っ玉母さんであることが一番大切だと思います。


がんばって!

 「がんばって!」というより「お母さんがんばって!」と言わせたほうが勝ち
ある方から伺ったお話ですが、その方が病気で入院していた時、お見舞いに来てくれた方が、どなたも「がんばって!」と言われる。私は悲しかった。「私は先生の言われる通り、辛いことも頑張って治療をしているのに・・今でも充分頑張っているのに・・これ以上何を頑張ればいいの?」と思いました。というのを聞いて胸が痛くなりました。これは経験した人でなければ分らない重い大切な言葉だと思います。
子供にも「がんばって!」とよく言いますが、子供もそんなには頑張れないのです。それよりもお母さんが何かに向かって頑張っている。楽しそうに頑張っている。その姿を見ていると、楽しそうだから自分も頑張ろうと思います。
大分前の方ですが、完璧主義・教育ママ的で、少しひ弱そうに見える男の子をお持ちの方がおられました。その方が講師試験に向けて勉強している頃、そのお子さんが「お母さんがんばって!」というようになり、とてもしっかりしてきたことを思い出します。
そういう意味でも、見栄で着物を着るのではなく、中から、外からお互いを高めていく着物とのかかわりはとても大切だと思います。 

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渡部捷子

渡部捷子へのメールは watanabe@kazami.com まで

 
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