かざみきもの学院
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<2008年12月>

 

万華鏡

 2005年1月より、万華鏡を書き始め、ちょうど丸4年(48回)になりました。その間、拙い文章を読んでいただき、また、メールを頂いた方々、本当にありがとうございました。
着物が好きでなんとなくはじめたこの道でしたが、年数を重ねていくに従い、想像以上の着物の大きな力を知ることができました。
これまで多くの女性と出会うことができました。着方だけマスターして、行かれた方も大勢いらっしゃいます。着付け教室ですから、それでいいと思います。
けれども、私の中では、大きな発見がありました。いろいろな事情のある中で時間を捻出して来られる方、仕事、健康、家族のことなどさまざまなことと出会い、迷い、悩み、その上で、着付けの技術だけではなく、いろいろな意味で、しっかり自信を持って、まっすぐ前に向いて歩いていこうとしている方、また、教える側になって初めて得られる喜びを感じ、技術と広い心へ向かっての更なる向上心全開の方。私はこの方達から、この姿勢から多くのことを学び気づき、このことすべてが私を育ててくれました。
このことが、「伝統の着物」 「ファッションとしての着物」につぐ、「女性の内面をも磨き高めてくれる」第3の着物です。

 万華鏡は、私自身のひとりごとの記録のようなものであり、これはまた、生徒さん、卒業生、そしてどなたか目にして下さる方への、メッセージでもありました。時にはお一人だけへのメッセージ、エールのときもありました。
万華鏡を書くようになってから、読んで下さった方との新しい出会いが沢山ありました。生徒さんのお母さんともメル友になりました。
また懐かしい人達からのメールがあり、途絶えていた交友が何十年ぶりかでまた始まったこともありました。

 来年4月には、全国きもの指導者協会総会が10年に1回、かざみきもの学院が開催校として、松山で行われます。それはまた、学院35周年でもありますので、これまでこの道を歩いてきて、今一番考えていること、「第4の着物」を表現したいと思っています。これは私が今行き着いたこととも言えますし、着付けの面でも、万華鏡の中でもずっとベースにあったことと言えるかもしれません。

 万華鏡はしばらくお休みします。もっと充電して、強く心に響くものがあったとき、思うままに書きたいと思います。きっと総会では感じるところがあると思いますので、今度は5月頃でしょうか・・・。

 

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渡部捷子

渡部捷子へのメールは watanabe@kazami.com まで

 
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