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<2013年5月>

 

全国きもの指導者協会総会

学院長 4月14日 全国きもの指導者協会総会が、ホテル日航高知で行われました。群馬本校と松山校、群馬組は空路、松山組は車に分乗して東から西から、会場のホテルで会いました。この時だけ顔を合わせる両校の人達も懐かしそうな様子でした。

 総会、開催校の 「高知きもの着つけ教室」 のショーの後、紬織染色家で高名な志村ふくみ氏(人間国宝) の講演がありました。もともと農村の手仕事だった紬織を芸術の域まで高めたと言われ、着物に関心のある女性は誰も、作品の素晴らしさと同時に御本人にも憧れ、尊敬している方ですので、皆、志村先生にお会いできたことをとても喜んでいました。
パーティーの余興では高知ご当地アイドルグループ 「土佐おもてなし勤王党」 の6人が龍馬を中心にそれぞれ当時の人に扮しで歌と踊りで盛り上がりました。JR駅前 「こうち旅広場」 を中心に、若いグループが高知を盛り上げるために活動しているその企画が素晴らしいと思いました。

 日曜日夜のパーティーなので、翌日仕事を休めない松山の3人は、そのまま帰り、「無事帰りました」 のメールはちょうど12時でした。
翌日が平日なので、前回行った300年以上の歴史を持つという 「土佐日曜市」 もなく少し寂しかったけれど、それぞれ帰りの事情等もあり、いくつかに分かれて観光しました。2泊の群馬グループは、高知観光、アンパンマンミュージアム、そして室戸岬まで足を延ばしたようです。

 一度群馬に帰った娘は翌週の渡部の祖母の三回忌に、「おばあちゃんに結婚の報告」 のためまた四国、今度は松山に来ました。それに合わせて、前日道後大和屋で、松山の親戚との会食をしました。
娘が 「あの時私はここに来なかった・・・」 との言葉から、ここ大和屋で行った総会の話になりました。

 そう言えば、開催校として松山で初めて行った総会 ショーなどが思い出されました。総会、パーティーを行った翌日、県民文化会館(ひめぎんホール) での2時間のきものショーでした。ショーの前日ステージリハーサルを部門ごとに行い、協会会員は夕方皆大和屋へ移動しました。残りのリハーサルを京都からお願いしていた舞台監督と モデル振付師の方にお任せしましたが、私の代わりに娘が残りました。この時のことです。

 過去の話をするようになると前進がないと言われますが、私の中では色々な意味で最も大きなイベントだったと思います。総会は開催校として何度か行いましたが、この時のことは特別で、松山校開校して5年目のことでした。松山の人だけではとても2時間のショーはできません。松山の大勢の方のご協力を得て、高度な技術を見せる内容は、本校の人達がする合同のショーになりました。
1か月前のステージリハーサルは、本校の人達皆が来るわけにはいきません。この部分は群馬で行いビデオに撮って、舞台監督に、「ここにこれが入ります」 ということで、進めて、その人達は皆よりも1日早く松山に着き、前々日の集中リハーサル。色々なことを経て無事終了しました。

 私の中では、その時のすべてをかけてと言っても過言ではないほどでしたが、この達成感と感動は忘れられません。この日は、夫が他界して1年余りのことでした。今思うと、この時このショーがあったので越えられたのだと思います。

*   *   *

 群馬に帰り、大藤が見事な 「あしかがフラワーパーク」 へ行ってきました。もともと私は並ぶとか待つとか、大勢人が集まる時のテーマパークなどは苦手で、家から30分ほどで行けるこのフラワーパークも、館林の 「つつじが岡公園」 も、その時期になると遠方からも大勢の人が集まるので、ずっと行ったたことがありませんでした。5年ほど前、初めて見た大藤は忘れられなくて、29日祭日なので、早朝7時の開園と同時に入れるように行ってきました。藤をはじめ手入れの行き届いた多くの花が本当にきれいでした。 あっという間に人 人・・・。
でもやはり見る価値はあります。白藤のトンネルはまだ少し早いようでしたが・・・。

  

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渡部捷子

渡部捷子へのメールは watanabe@kazami.com まで

 
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