かざみきもの学院
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<2017年2月>

 

エジプトの「特活」から

 私は家の各部屋にメモ用紙を置いています。仕事のことでも個人のことでも、電話はもちろん、気づいたことも何でもメモします。自分の記憶を信じていないのかもしれません。

 何年か前から、もっといい方法を見つけました。「とりあえずメモ」というB5サイズの1冊のノートを作り、片方に仕事のこと、もう片方には個人のこと。とりあえず日付を入れて何でもメモをしておきます。落ち着いた時に、必要なことはそれぞれの所に整理をして記録します。それほどでもないとそのままにしていても、日数が大分過ぎてから必要なことがあり、いつ頃か思い出しながらページをめくることもあります。

 また、私は集中していることがなければ、何かをしながらテレビをなんとなくつけていることがあります。そんな中で興味のある内容があると、見入ってしまい、気づいたらメモ用紙に何か書いています。もっと知りたいと思うとその言葉からネットで調べます。そんな中で最近、もっと知りたいと思って調べたのは、「エジプトの特活」のお話です。

 日本人ならご存知の方が多いと思いますが、学校で教科の授業以外に教室の掃除や、給食、学級会 クラブ活動 運動会等・・・。時代により少しずつ内容、方法は変わってはいますが「特別活動」があります。この日本式特活導入で教育改革をしようという試みで、エジプトの政府がモデル校として何校か決めて始めました。

 それまで、遅刻や欠席の生徒が半数以上あったのが、朝礼の参加等、時間を守ることの大切さを知り、半減しました。清掃活動で協調性を、学級活動では、自己主張が強く人の意見を聞くのが苦手だった子供たちが、耳を傾け解決策を探る力を養う。
報告によると、人気があったのは日直当番。学級のリーダーはどういう場面でもだいたい決まっていたけれど、日直は誰もが1日リーダーになれる。嬉しくて順番を楽しみに待つ子が多いとのこと。私は特にここのところを納得し、嬉しくなりました。
この子たちは自分のことだけではなく、学校のことから、友達のこと、家族のこと、やがて大人になるにつれて国の課題に向かう子も居て、次第にそれぞれすべきことを考えるようになるでしょう。

 外国の、「日本から学ぶ特活」を知り、改めて、日本人がこのことから「人として大切なこと」を再認識し、自分の子供だけでなく、大人も心に余裕をもって広い心で、子供たちを見守っていかなければと考えるよい機会になったと思います。

 ちょうどこの頃、別のチャンネルで、日本では、塾へ行くために学校を休む子供たちのことがテレビで取り上げられていたのは、どうとらえればいいのでしょう。

【着物のつどい】

「着方の基本 この3つを守れば誰でもきれいに着られる」

毎年行われる「着物のつどい」ではミニショー等がありますが、今年は学院長による着方の基本を分かりやすく、理論と実践でお見せします(食事前30分)
かざみ会員には別途案内状を差し上げますが、どなたでも参加できます。
お誘いあわせの上ご参加下さい。 

      本 校 2月26日(日) 12:00〜14:30 太田ナウリゾートホテル
      松山校 3月12日(日) 12:00〜14:30 国際ホテル松山

【お問い合わせ】 かざみきもの学院 watanabe@kazami.com
      本 校 0276-62-2110
      松山校 089-922-5180


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渡部捷子

渡部捷子へのメールは watanabe@kazami.com まで

 
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